玉ねぎの味噌汁

学生寮は、道路をはさんだ大学の裏にあったので、
授業があっても、昼休みに帰ってこれたので、
頼んでおけば、三食とも寮で食べることができました。

私は貧乏学生だったし、食事には無頓着なところがあって、
出されたものをおいしくいただく・・・
それがモットー(?)でした。

学食もあったのですが、別に寮の食事が嫌ではなかったし、
人混みが嫌いだったこともあり、寮で食事することが多かったかな・・・。

家政学部だからというわけではないでしょうが、
寮の食事も、結構バランスのとれたおいしい食事でした。

実は食物学科の卒業生が寮母さんで、
献立もきちんと計算されていたらしいです。
このことは卒業してから知ったのですが・・・。

でも、1つだけどうしても許せないことがあったのです。

それは・・・
「玉ねぎの味噌汁」

トン汁とかに玉ねぎが入ることはあっても、
我が家の食卓には、「玉ねぎの味噌汁」が出たことがなかったのです。

だって、玉ねぎだけなんですよ!

他にジャガイモとかが入ってればまだ許せたのですが、
味気ないというかなんというか・・・。
それも毎週のように玉ねぎの味噌汁なんです。

でも、これも食文化の違いなんですよね。
味噌汁の具にしても、他のものにしても、
自分が経験したことがないものを受け入れるのは大変・・・。

今では平気で玉ねぎの味噌汁が食べられるようになりましたが、
やっぱり、わかめとか油揚げとか入れちゃいます・・・。
ちょっと物足りない気がしちゃうんですよね。

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